館内の見どころ
明治錦絵の世界
コーナー紹介
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明治錦絵の世界
「錦絵」とは「多色刷浮世絵版画」のことです。明和2年(1765)にそれまで単色だった版画に色がつけられ、「錦のように美しい」と言われたところからこう呼ばれました。ガスミュージアムでは、明治時代のガス灯が灯る東京風景など、新時代・文明開化の様子を生き生きと伝える「開化絵」と呼ばれる「明治錦絵」をはじめ、700点余りの作品を収蔵しています。主な作品は当館HPの「収蔵品紹介」で検索できます。ガス灯館2階「ギャラリー」でも、テーマにあわせて錦絵をご紹介する展覧会を、適宜開催しています。
歴史から知る
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- 見どころ①
- 見どころ②
- 見どころ③
見どころ①
錦絵「吾妻橋」
吾妻橋は明治20年(1887)、隅田川にかかる最初の鉄橋として改架されました。その近代的なトラス構造のフォルムが異彩を放ち、人道と車道に分けられた橋上にはガス灯が8基設置され、東京の新名所として注目を集めました。
錦絵「東京名所之内 新橋停車場之夜景」
明治5年(1872)に、鉄道開業にあわせて完成した新橋駅の夜景です。月光をはじめ、提灯や石油ランプ、ガス灯や電灯など、明治後半の夜景で見ることができるさまざまなあかりの姿が描かれています。
錦絵「東京名所図会 する賀町三ッ井銀行」
現在の三越本店と三井住友銀行の間を常磐橋の方へ向う道路を眺めた、明治はじめの風景が描かれています。作品右手奥の三階建ての和洋折衷建築は、明治7年(1874)竣工の「為替バンク三井組」になります。
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