検索結果
作者:井上安治
浅草橋雨中之景
井上安治<明治14(1881)年 木版画>
雨の降る夜の浅草橋附近を行き交う人々の様子を描いています。作品中央奥に延びるのが柳原通りになり、道の両脇に立つガス燈や人々が手にする灯りの光が、雨に濡れた地面へ落ちて反射する様子を丁寧に描いています。
浅草橋夕景
井上安治<明治13(1880)年 木版画>
描かれている石橋の浅草橋は、1873(明治6)年に浅草見附を解体した際の石材を利用して改架されました。作品は、作者の井上安治がデビューした年に制作され、後に作者は小版のシリーズ作品でも同じ構図で浅草橋を描いています。
東京真画名所図解 浅草橋
井上安治<明治17-22(1884-1889)年 木版画>
1883(明治16)年に石橋から鉄橋に改架された浅草橋を描いています。橋上を走る鉄道馬車は、前年の1882(明治15)年に新橋駅を起点に、浅草から上野を結ぶ路線で開業しました。
東京真画名所図解 吾妻橋
井上安治<明治20-22(1887-1889)年 木版画>
1887(明治20)年に鉄橋に改架された吾妻橋を描いています。橋上は車道と人道に分けられており、橋上には夜間の照明としてガス燈が8基設けられていました。
東京真画名所図解 愛宕山
井上安治<明治14-22(1881-1889)年 木版画>
愛宕山の山頂より東を望んだ風景を描いています。「出世の階段」の別称もある石段上からは、品川の海や遠くに房総半島も見ることができ、江戸時代より景勝地として知られていました。
東京真画名所図解 池の端雪
井上安治<明治14-22(1881-1889)年 木版画>
東京真画名所図解 上野競馬
井上安治<明治17-22(1884-1889)年 木版画>
東京真画名所図解 上野ステーション
井上安治<明治18-22(1885-1889)年 木版画>
1885(明治18)年に落成した上野駅を描いています。上野駅を発着する鉄道は、これ以前に仮開業しており、熊谷までが1883(明治16)年に、高崎まで開通して開業式が催されたのは1884(明治17)年のことで、煉瓦造りの駅舎の完成は翌年のことになります。