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作者:歌川広重(三代)
横浜海岸各国商館図
歌川広重(三代)<明治4(1871)年 木版画>
外国人居留地にならぶ商館と、その前を行き交うさまざまな人々の様子を描いています。通り中央には、犬の散歩中に立ち話を交わす外国人、二頭立ての馬車の後ろには、刀を差した侍がいる他、左側の洋館内では、商談中に書類を交わしている様に見える外国人の姿もあります。
横浜商館天主堂図
歌川広重(三代)<明治3(1870)年 木版画>
横浜に外国人居留地が設けられると、1861(文久元)年にフランス宣教師ジェラールは、現在の横浜市中区山下町80番地に教会を建てました。この建物は、正式名は「聖心教会堂」といい、横浜天主堂とも呼ばれて、外国人居留地内に限られていたとはいえ幕府より布教の許可が下りました。
横浜郵便局開業之図
歌川広重(三代)<明治8(1875)年 木版画>
1875(明治8)年1月5日の横浜郵便局開業式の様子を描いています。開業式には、政府要人の他に在留外国人要人も出席し、盛大に催されました。二階バルコニーでは軍楽隊が演奏するなか、正面欄干には花ガスが灯され、その脇には国旗と郵便旗が掲げられています。
横浜吉田橋ヨリ伊勢山太神宮遠景
歌川広重(三代)<明治3(1870)年 木版画>
1869(明治2)年10月に架橋された鉄製の吉田橋の様子を描いています。橋の脇には街燈が描かれていますが、作品が出版された1870(明治3)年には、横浜でガス事業は誕生しておらず、石油ランプなどの照明を利用した街燈であったと考えられます。
東京府下名所尽 四日市駅逓寮
歌川広重(三代)<明治7(1874)年 木版画>
立斎漫画
歌川広重(三代)<明治12(1879)年 木版画>
いくつもの作品が描かれる中に、ガス燈の点灯風景が題材として取り上げられています。ガス燈を点灯している人物の背中には、赤丸の中に黒字で「瓦斯」の印があり、東京府瓦斯局時代から1898(明治31)年までガス会社で使われていました。
古今東京名所 上野鉄道蒸気車
歌川広重(三代)<明治17(1884)年 木版画>
皇后宮様西京行啓従新橋ステーション蒸気御乗車之図
歌川広重(三代)<製作年不明 木版画>