館内の見どころ
ガスライトガーデン
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湯島天神のガス燈
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ウエストミンスターのガス燈
国内外の美しいガス灯が灯っています各番号をクリック!
- 展示内容
1横浜のガス燈
神奈川県 横浜市中区 / 明治5年(1872)
日本で初めて横浜に灯った、裸火型のガス灯です。灯柱は当時のオリジナルの姿で唯一、現存するものです。アカンサス文様(地中海の植物柄の文様)が、灯柱の各所にほどこされています。
2足利のガス燈
栃木県 足利市 / 明治後期
明治44年(1911)にガス事業がはじまった、足利の地で利用されていた街灯です。同じ形状の灯柱が新宿淀橋や築地明石町にも建っており、同年代の設置と考えられます。
3新宿淀橋のガス燈
東京都 新宿区 / 明治後期
新宿の淀橋浄水場(現在の新宿副都心)の南側に、明治43年(1910)に設置されたガスホルダー敷地にあったガス灯です。縦溝と柔らかな曲線で丸みを生かした形状が特徴的です。
4豊川稲荷のガス燈
東京都 港区 / 明治後期
曲線で構成されたシルエットに、縦溝が刻み込まれた灯柱が特徴です。新宿淀橋や足利、築地明石町と灯柱の形状が同じで、当時広く用いられた形だったことがうかがえます。
5ロンドンのガス燈
イギリス ロンドン / 19世紀
ロンドン市内で使用されていたガス燈です。イギリス各地の古いガス灯のメンテランス会社より譲り受けました。ストレートな八角形断面の灯柱デザインが特徴的です。
6内藤神社のガス燈
東京都 新宿区 / 明治後期
新宿御苑東にある、多武峯内藤神社に建っていたガス灯です。新宿淀橋など、当時広く用いられていた灯柱の形状を踏襲していますが、模様や細部のデザインが単純化されています。
7築地明石町のガス燈
東京都 中央区 / 明治後期
戦後に築地明石町で見つかった3本の灯柱の1本です。曲線のシルエットに縦溝が刻まれた灯柱の形状が新宿淀橋や足利のガス灯と同じであり、同じ時期のものと考えられます。
8湯島天神のガス燈
東京都 文京区 / 明治中期
湯島天神境内にあった5基のうち、男坂の最上段に立っていたガス灯です。灯柱のデザインは、明治7年(1874)に銀座通りに建てられたガス街灯と同じ形状です。
9浜離宮のガス燈
東京都 港区 / 明治中頃
灯柱上部の「カンザシ」と呼ばれるはしごを架けるアーム部の、丸棒に縦溝の意匠が特徴的です。同じ灯柱のガス灯は、明治27年(1894)竣工の三菱1号館前にも建っていました。
10パリのガス燈
フランス パリ / 19世紀
パリ市内で使われていたガス灯です。灯柱の中腹部には草花模様が施され、王冠のような飾りのある頭部が特徴的です。オリジナルの頭部は、館内で展示しています。
11ウェストミンスターのガス燈
イギリス ロンドン / 19世紀
ウェストミンスター寺院の多頭型ガス灯を複製したものです。安定感のある八角形の灯柱基部と、縦溝が刻み込まれた細身の灯柱上部を組み合わせたスマートなデザインです。
12マラガのガス燈
スペイン マラガ / 19世紀
マラガのガス工場の建屋に設置されていた、軒灯式のガス灯です。唐草模様の飾りが特徴的な優美なデザインです。同様のデザインの軒灯は、欧州各地でも見ることができます。
13ケルンのガス燈
ドイツ ケルン / 19世紀
灯柱基部上のアカンサス文様(地中海の植物柄の文様)がアクセントの、優美で洗練されたデザインのガス灯です。同様のガス灯は現在でもケルンの街中で見ることができます。
14ガスコークガイド車
石炭を乾留(蒸し焼き)してガスを作っていた時代に、鶴見工場で使用されていたもの。ガスを発生させた後の石炭はコークスになり、このコークガイド車によって消火車に運ばれます。消火車内で冷却され、燃料としてのコークスが完成します。
15千住工場計量器社章
東京ガスの元社章であるGマーク入りの五光星。千住工場計量器室(現くらし館)の切妻屋根に飾られていた実物です。