企画展
~光の浮世絵師~「小林 清親」展
下級武士の子として生まれた小林清親は、戊辰戦争という時代の大きな変化の後、刀を筆に持ち替え、1876(明治9)年から発表した木版画シリーズ「東京名所図」で人々の注目を集めました。
後に「光線画」と呼ばれる一連の作品で清親は、江戸から明治へと時代の変化に翻弄される東京の姿を、石油ランプやガス燈などの新しい明かりや、日や月などの自然の光が照らす様子と、光が生み出した影を対比して描きました。その作品は現在の私たちへ当時の様子を、情感を込めて伝えてくれます。
同じ頃に清親は、木版画の技法を駆使して、西洋の油絵に並ぶような表現でいくつもの作品を手がけました。しかし清親は1881(明治14)年以降、「光線画」の制作をやめ、「ポンチ絵」と呼ばれる風刺画や歴史画、戦争絵などを描き、晩年は肉筆画を多く手がけました。
今回は館収蔵品より、清親の代表作である「東京名所図」と呼ばれる一連の作品を中心に、木版画の技法を駆使して油絵に迫るような写実的な表現で描いた作品など、39点の作品を紹介します。
会期 | 2012年10月6日(土)~12月24日(月・祝) |
開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時まで |
休館日 | 月曜日、ただし10月8日(月・祝)、12月24日(月・祝)は開館 10月9日(火)休館 |
会場 | ガス灯館2階「ギャラリー」 |
交通 | 交通情報、最寄地図はこちらをご覧ください。 |
2024年
2023年
2022年
2021年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年