企画展
~新撰東京名所図会にみる明治~「紙上にみる100年前の風景」展
「華族女學校玄関前の圖」
山本 昇雲
1899年(明治32)
「現在の風景」
所在地:東京都港区永田町
参議院議長公邸
1889年(明治22)に創刊した「風俗画報」は、江戸から明治の風俗を、石版画や銅版画、写真などのグラビアと、記事や解説とを交えて紹介し、現在の私たちが当時の様子を知る格好の百科事典とも言えます。その中で、1896年(明治29)より増刊号や別冊として発行された「新撰東京名所図会」シリーズ全64冊は、明治後半の東京の街中を、場所や地域ごとに紹介する紙面の構成で、着想は江戸末期に刊行された「江戸名所図会」にありました。
シリーズを通じて石版画のグラビアに筆をふるったのが山本昇雲(別号:松谷)でした。作品は紙面の巻頭を飾る見開き色刷りの作品から片面単色の作品まで、ほぼ毎号にわたり紙面を飾り、同じく取材編集、執筆を手がけた山下重民らの記事と共に、明治東京の様子を現在の私たちに伝えてくれます。
今回は「新撰東京名所図会」シリーズのなかより、山本昇雲による東京の風景を描いた石版画と現在の様子を対比して、約百年前の風景や風俗と、現在との時代の移り変わりを紹介します。
会期 | 2010年10月8日(金)~12月23日(木・祝) |
開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時まで |
休館日 | 月曜日 ※但し10月11日(月・祝)開館、10月12日(火)休館 |
会場 | ガス灯館2階「ギャラリー」 |
交通 | 交通情報、最寄地図はこちらをご覧ください。 |
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