企画展
【展示は終了しました】「渋沢栄一とガス事業」‐『公益追求』実践の軌跡 ‐ 展
渋沢栄一氏肖像写真 1883年(明治16)
(「龍門雑誌」第522号より)
飛鳥山渋沢邸のガス街灯頭部
東京瓦斯株式会社 銅版画「東京風景」より 1897年(明治30)
大隈重信伯爵邸の台所
村井弦斎「増補注釈 食道楽 春の巻」
1903年(明治36)
〈展示会紹介MOVIE〉も併せてご覧ください。
近代日本経済の父、渋沢栄一。
彼が35年間もの長期にわたり、東京の都市ライフラインのひとつ、ガス事業の経営最前線に立っていたことはあまり知られていません。
氏とガスとの出会いは、1867年(慶応3)の渡欧で出会ったパリ、コンコルド広場のガス燈でした。近代都市の象徴としてパリの街を輝かせていたガスの灯りに、氏は深く感銘をうけました。
帰国後、1874年(明治7)に東京ではじめてのガス事業に携わり、その後、東京府ガス局長として事業の健全化に務めました。改善の見通しが立った1885年(明治18)、民営化により東京瓦斯会社が設立され、創業時の最高責任者(委員長)に就任しました。以来1909年(明治42)に退任するまで、東京のガス事業を通して社会と暮らしの発展を推し進めました。
公益追求の信念を貫き社会の発展と企業の発展を両輪に、渋沢栄一の思い描いた近代都市の姿とガス事業の関わりを、貴重な写真やさまざまな書籍の他、渋沢邸(東京都北区)に設置されていた実際のガス燈頭部などの展示史料から以下の4つのエピソードを中心にご紹介いたします。
1(夜を明るく): 東京の街に文明開化の明かりを灯すガス灯事業の創生
2(商いを明るく):室内照明の需要開拓で黒字転換しガス民営化(東京瓦斯会社創立)
3(都市の経済を力強く):都市経済の発展をエネルギーインフラ増強と新技術利用で後押し
4(暮らしを豊かに):一般家庭向けに新たな生活価値を創出した国産ガス機器の投入 。
*企画展ご見学に際してのお願い
新型コロナウイルス感染」防止のため、ご見学は30分間隔の入れ替え制とさせていただきます。1日14回、各回先着10名定員です。
来館当日に見学時間の明記された整理券を配布いたします。
整理券に記載の時間帯でご見学ください。
<スケジュール>
① 10:00~10:30 ② 10:30~11:00
③ 11:00~11:30 ④ 11:30~12:00
⑤ 12:00~12:30 ⑥ 12:30~13:00
⑦ 13:00~13:30 ⑧ 13:30~14:00
⑨ 14:00~14:30 ⑩ 14:30~15:00
⑪ 15:00~15:30 ⑫ 15:30~16:00
⑬ 16:00~16:30 ⑭ 16:30~17:00
※常設展示は随時ご見学できます。
当館の〈新型コロナウイルス感染防止等へのご協力のお願い〉も併せてご覧ください。
会期 | 2021年 1月16日(土)から 3月28日(日) |
開館時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 月曜日 |
会場 | <GAS MUSEUM がす資料館>ガス灯館2階 ギャラリー |
交通 | 交通情報、最寄地図はこちらをご覧ください。 |
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