＜GAS MUSEUM がす資料館＞では2015年4月4日(土)～6月28日(日)まで、「生誕130 年『ノエル・ヌエット』展」をガス灯館２階「ギャラリー」にて開催致します。

1885年（明治18）3月30日、フランスのブルターニュに生まれたノエル・ヌエット氏は、20代の頃よりパリで詩人として活躍する傍ら、留学中の日本人たちと交流し、日本への思いをふくらませました。
1926年（大正15）に初めて来日し、フランス語の教鞭をとるかたわら、戦前戦後の東京の街を歩いて多くのスケッチや詩を残しました。スケッチは絵葉書や版画として人々の目を楽しませ、詩にうたわれた風景は、描かれたスケッチとともに書籍にまとめられました。1962年（昭和37）にフランスへ帰国するまでの30年以上日本に滞在し、フランス留学により知り合った人たちとの交流は、その間の日本での生活に大きな影響を与えました。

今回は、本年が生誕130年に当たるノエル・ヌエット氏の、スケッチを元に制作された版画を中心に、滞日中に手掛けた画集や詩、書籍などにより、一外国人が捉えた東京の姿を紹介します。