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瓦斯野炎男の美味しいミュージアム【パリ編~その2】

     公開日:2024年08月21日

こんにちは!ガスミュージアム専属リポーターの瓦斯野炎男です。
パリ2024オリンピック・パラリンピックが開催されるパリに登場、その2です

せっかくだから、パリ市内を散策します。オリンピックの開会式やトライアスロンで話題となったセーヌ川です。
遠くにエッフェル塔を望みます。さらに上っていくと改装中のノートルダム寺院が見えてきます。

再建も進んでいるようです。本当にあの火災には驚きました。博物館を運営する一員として、歴史的に貴重な建物・文化財の管理の重要性をあらためて認識するものです。
パリ最古のポンヌフ橋を右岸に渡り、ルーヴル美術館の手前あたりから「ブルス・ドゥ・コメルス」に向かいます。

ブルスドゥコメルス

18世紀に建てられた取引所を改装した建物で、フランソワ・ピノー氏が50年余を掛けて収集してきた世界屈指の現代アートコレクションを展示しています。日本人建築家、安藤忠雄氏の手によって再考され、建築とそのコンテキスト、文化遺産と現代的クリエーション、過去と現在との間の対話の条件が備わり、より生き生きとした美術館空間に2021年に生まれ変わりました。

安藤氏ということで日本のマスコミにも取り上げられていたので、ご存じの方も多いのでは。一方で、瓦斯野炎男としては現代アートにあまり詳しくなく、今回の目的は博物館内にある「Hall aux grains」というレストランにありました。

このレストランはかつてミシュランの三ツ星を獲得していた「ミシェル ブラス」が運営するレストランということで話題になっております。ミシェル ブラスは日本でもサミットが開催された北海道のザ・ウインザーホテル洞爺湖で、「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」を営業していたことから日本人ファンも多いです。残念ながら、今回はある事情(後ほど)により食べることが出来なかったので、先に進みます。

コラム的に目に留まったものをご紹介します。まずは「ブルス・ドゥ・コメルス」の目の前にあるお店、
「iRASSHAi」です。日本人的には惹かれますよね。

日本の食材・雑貨の専門店です。併設されているレストランは「SHOKUDO」、カフェは「KISSATEN」、バーは「SAKABA」ということで、つい寄り道してしまいました。パリでは想像以上に「JAPON」に好意的で、日本食(最近は天ぷらではなく、ラーメン、ギョーザ、和菓子など)から、マンガ・アニメまで大人気です。

そのマンガですが、本屋さんでも、日本のマンガ専用コーナーまであり、日本でもそんなにメジャーではないマンガが、全てフランス語に翻訳されていることに驚きです。

さてパリを歩き回ったところで、せっかくフランスに来ているので、少々遠出します。

行き先は先ほどのある事情で食べることが出来なかった「ミシェル ブラス」です。ある事情とは本店を予約していたからです。
本店はフランス南西部のラギオール村にあります。ラギオール村は刃物で有名でナイフを扱う店が並びます。
シャトー・ラギオールというソムリエナイフもソムリエさんの憧れですね。

この村の中心部から車で10分程山中に入ったところにあるのが「ミシェル ブラス」です。

周囲は何もない丘の上の一軒家オーベルジュです。レストランからは地平線に沈む夕日が映えます。

瓦斯野炎男としては厨房拝見です。現在はミシェル ブラスの息子さん、セバスチャン ブラスがシェフとして仕切っています。
厨房は二つのセクションに分かれており、写真右側が野菜セクションでスペシャリティの「ガルグイユ」が調理されます。左側がグリーンのストーブ(ガスレンジ)を中心とした加熱調理セクションです。いずれも清潔で使いやすそうな厨房です。

日本では狭く雑然とした厨房が多く、床も濡れていて清潔とは言えないところが多いです。写真でも分かるように床の清掃が行き届いており、濡れていることは一切ありません。今夏も食中毒のニュースが多数報じられていましたが、暑さが増す中、清掃しやすく安全な「厨房つくり」が重要となってきます。どうすればいいの?にお応えするのが、東京ガス「厨房相談室」です。是非ご相談ください!
https://eee.tokyo-gas.co.jp/service/chu-bo/

さて、お待ちかねの食事ですが、ここまで来たら「ガルグイユ」ですね。約80種類の野菜、花、ハーブ、新芽、根、種などを、それぞれ異なる方法で調理し、多様な色彩、食感、風味を通して、自然の限りない魅力を映す、変幻自在な料理です。ほとんどの食材を自ら栽培しているそうです。

食べるのがもったいないぐらい芸術的な一皿を堪能し、瓦斯野炎男の美味しいミュージアムを終了します。今回、ミュージアム色が薄くなってしまいましたが、特別編その2ということでご了承いただければ幸いです。それではまたお会いしましょう!

 

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