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瓦斯野炎男の美味しいミュージアム【パリ編】

     公開日:2024年08月11日

こんにちは!ガスミュージアム専属リポーターの瓦斯野炎男です。

今回は、なんとパリ2024オリンピックが開催されたパリに登場です。間違いなく美味しいですね!

ガスミュージアムで開催されている企画展「若き渋沢栄一 欧州を巡る」の舞台もパリです。パリ2024オリンピックのスケートボードやブレイキンといったアーバンスポーツ競技の会場となったコンコルド広場、日本人選手も大いに躍動して金メダルを獲得しましたが、150年前は多くのガス灯が照らしていたのですね。

コンコルド広場

コンコルド広場からシャンゼリゼ通りを進むと凱旋門です。19世紀の写真(「青淵渋沢栄一翁写真伝」より)と現代、変わらぬ荘厳な姿を見せています。  

渋沢栄一がパリを訪れた頃はエッフェル塔が無かったことから、この凱旋門に登ってパリの街を見渡したそうです。

さて、寄り道が長くなりそうなので、早速本日のミュージアムに向かいましょう。凱旋門の地下にある駅から地下鉄でモンパルナスまで行きます。モンパルナスはターミナル駅でフランス南西部方面のTGV発着駅です。地上に出るとトゥール・モンパルナスがそびえ立っています。

パリ市内では珍しい超高層ビルです。この超高層ビルを背に少し歩くとMusee de la Poste(郵便博物館)があります。

フランス郵政公社(La Poste)が運営する郵便博物館では、100年前にどのように郵便が配達されていたのか、切手はどのようなものだったのか、郵便配達員の仕事はどのようなものだったのか、を発見できる博物館です。特に切手のコレクションが素晴らしく、切手マニアにはたまらない博物館です。

フランスを象徴する女性像である「マリアンヌ」の切手が最も多く、歴代の大統領(写真はサルコジ大統領とオランド大統領)が選んだマリアンヌの切手も展示されていました。

じっくりとフランスの郵便の歴史を学んだところで、いつものことですがお腹が空いてきました。パリは「美食の都」と呼ばれるぐらい世界中の美味しいものが集まっています。ただせっかくパリに来たのだからフランス料理ですよね。

それでは瓦斯野炎男が最も好きなフランス料理をご紹介しましょう。

それは、「スープ・ド・ポワソン」いわゆる魚介のスープです。以前、南仏ニース近郊の小さな村で食べた「スープ・ド・ポワソン」に感激して、日本のレストランでもメニューにあれば必ず食べるようにしています。

南仏、ブルターニュ地方、バスク地方などフランスの港町の定番メニューで、魚介のアラと香味野菜を炒め、ハーブと共に煮込み、すべてすりつぶして裏漉しするので、濃度が高く、飲むというより食べるスープです。ただ、なかなか作るのに手間も原価もかかるため、めったにお目にかかりません。パリでも食べられる店は限られています。

今回は、モンパルナスから地下鉄に乗り、カフェやビストロが集まっているサンジェルマン・デ・プレで探しみました。

サンジェルマン・デ・プレはかつて芸術家たちのたまり場とも言われ、カフェがあふれる表参道的な街です。日本にもある有名なカフェ「カフェ・レ・ドゥ・マゴ」を見ながら、ビストロが立ち並ぶ小道を歩いていると、魚料理専門店がありました。

ここならば食べられそうと思い、ギャルソンに聞いてみると、「あるよ!」(雰囲気ですが)との返事。早速テラスに着席して注文です。ガス入りの水を飲んでいると、濃厚なスープがやってきました。まずは一口、魚介の旨味がギュッと凝縮されていて何とも言えない味です。そのあとはアイオリソース(ニンニクのきいたマヨネーズのようなソース)や細切りチーズとともにバゲットで食べていきます。最高に美味しいです!

写真写りは悪いですが、皆さんも騙されたと思い、スープ・ド・ポワソンがメニューにあったならば是非ご賞味ください。店によって味は全く異なりますが、メニューに載せているだけでシェフにとって自信があると思いますので、外れることは無いと信じます。

念願のスープ・ドゥ・ポワソンに探し当てた満足感とスープの余韻に浸りながら、瓦斯野炎男の美味しいミュージアム特別編「パリ」を終えたいと思います。それではまたお会いしましょう!

 

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