ガスミュージアムブログ
瓦斯野炎男の美味しいミュージアム
こんにちは!ガスミュージアム専属リポーターの瓦斯野炎男です。
今回は、「渋沢栄一」新一万円札発行記念として、北区飛鳥山にあります渋沢史料館を訪ねました。
その前に瓦斯野炎男的に腹ごしらえです。
早速、渋沢史料館周辺を探索します。そこにテレビ番組でも話題となっている「榎本ハンバーグ研究所」がありました。
400種類近い創作ハンバーグで有名です。
入口に「渋沢どん」のポップが見えます。渋沢史料館訪問前の食事としては最適ですね。早速、いただきましょう!
「渋沢どん」は、渋沢栄一が好んで食されていた芋や茄子を中心に、ホウレン草や油揚げなどがトッピングされ、
生姜の効いた和風ソースで仕上がっています。
国産肉100%のハンバーグ自体も美味しいのですが、野菜が美味しく、生姜ソースでさっぱりしていてあっという間に完食です。
さて、お腹も満たされたところで、飛鳥山公園にある(公)渋沢栄一記念財団さんが運営されている
渋沢史料館にやってきました。本館に加えて青淵文庫と晩香蘆の3施設が見学できます。
まずは本館から行きましょう。1階で受付を済ませ、2階に上がるとまず目に入るのは渋沢栄一の遺品や資料。
その中には、彼が起業家としてだけでなく、教育者、社会貢献家としての一面を垣間見ることができます。
また、彼の生涯を辿ることで、日本の近代化がいかにして進んだか、その現場感を伝えています。
館内を歩きながら、訪れる人々は彼の生き様を肌で感じ、その人間性に触れることができます。
また、展示物の中には、彼がどのようにして日本の金融や産業界に影響を与えたかを理解するのに十分な情報が詰まっています。
生まれた1840年から始まります。
ガスミュージアムの企画展で取り上げた欧州視察や、多くの実業を立ち上げていく時代です。
その中に明治18年に創立された「東京瓦斯」も登場します。
史料館の中には、渋沢栄一の言葉がいくつも刻まれています。「貧しき者に富を与えるより、富を作る術を教えよ」。この言葉は、彼の経済観だけでなく、社会貢献に対する考え方を端的に表しています。
続いて、渋沢栄一が80歳のお祝いに贈呈された書庫である青淵文庫に入ります。
書庫ということから堅牢ですが、お部屋も豪華な建築となっています。
最後の晩香蘆は1917年に建てられた茶室で賓客をもてなすために利用されていたそうです。実際、台所も完備されていました。
渋沢史料館は、ただの博物館ではありません。ここは、渋沢栄一が残した遺産と、その精神が息づく場所です。
訪れる人々は、渋沢栄一の人間性や業績を知るだけでなく、その全てを胸に刻み、自身の行動に反映させることで、
その精神を引き継いでいくことができます。
飛鳥山公園の渋沢史料館、ここは過去と現在、そして未来が繋がる場所です。
一度訪れたら、その深淵な歴史と人間ドラマに心を奪われること間違いなしです。
今回のリポートの終わりに王子の名所、音無川親水公園に寄りました。
なぜ寄ったか?何か匂いますよね。
そうなんです。都会のオアシスを求めたのではなく、音無川に架かる舟串橋(写真)のたもとに新たにオープンした渋沢栄一ゆかりの品々を販売するセレクトショップ「渋沢逸品館TSUNAGUmarche」が目的です。
特に日本初の「おさつのお札パン」、厚みは100万円の厚さだそうですが、しっとりした生地にスイートポテト餡がたっぷり入っています。食べるのがもったいない感じですが、ずっしりと食べ応えがあり、“100万円”食べた気分です。
今回も食レポ中心になってしまいましたが、「渋沢栄一」をもっと知りたい方は、ガスミュージアムの企画展「若き渋沢栄一 欧州を巡る」を是非ご覧ください。お待ちしております。
https://www.gasmuseum.jp/gallery/
ガスミュージアム専属リポーター 瓦斯野炎男
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