ガスミュージアムブログ
『シリーズ 東京真画名所図解 第三回 安治の描く開化東京』展、始まりました
こんにちは。
日が短くなり、秋をひしひしと感じる今日この頃です。
さて、10月10日(土)~12月23日(水・祝)まで、当館ギャラリーでは『シリーズ 東京真画名所図解 第三回 安治の描く開化東京』展を開催致します。
錦絵ファンの皆さま、お待たせ致しました!
今回はシリーズ第三回ということで、井上安治による明治東京の開化風景を描いた44点の作品を、その現在の姿を写した写真とともに展示・ご紹介致します。
では、少しですが今回展示しております安治の錦絵をご紹介致します。
『東京真画名所図解 銀座通夜景』です。
窓にきらめく灯りと、夜の闇が見事なコントラストになっています。
シルエットになった人や馬車が、よりいっそう夜の暗がりを強調します。
『東京真画名所図解 永代橋際日本銀行の雪』です。
1881(明治14)年のジョサイヤ・コンドル設計による煉瓦造りの建物は、当初は旧北海道開拓使出張所(開拓使物産売捌所)として利用されていました。
雪が積もるこの一枚は、まるで外国の景色のようです。
『東京真画名所図解 吾妻橋』です。
1887(明治20)年に鉄橋に改架された吾妻橋を描いています。
どこまでも続くようなこの橋には、夜間の照明としてガス燈が8基設けられていました。
今考えると、この長さの橋に8基のガス燈はちょっと少ないかな、と思いますがどうでしょうか。
『東京真画名所図解 上野ステーション』です。
1885(明治18)年に落成した上野駅を描いています。
多くの人が利用する上野駅、最初はこんなに小さかったんですね。
かつて安治が描いた場所は、はたして現在どうなっているのでしょうか?
ぜひ当館にお越し頂き、安治の作品と現在の写真を見比べてみてください。
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